[chat face="img_3770-1.jpg" name="とろこ" align="left" border="yellow" bg="none"] こんにちは!とろこ(@torokoiloveme)です! [/chat]
あなたは、自分の長所、スラスラ言えますか?
日本人はほかの国の人と比べると、控えめで自分に自信がある人の割合が少ないとされています。
それが日本人のいいところとはいわれたりもしますが、背筋を伸ばし、自信に満ちた表情で堂々と街を歩いている人を見たりすると、うらやましく感じます。
私は中学生の頃に友達に『デブ』と陰口をたたかれ、その頃から何に対しても心配したり考えすぎるようになってしまいました。他人の顔色を伺っては言動に必要以上に怯え、よく悩んでしまいます。
言いたい事はいろいろあるのに、
『これをいったらどう思われるのかな』
『嫌われてしまうんじゃないかな』
そう考えて、友達や家族にも思っていることが言えなくなりました。
でも私、もともとは目立ちたがり屋なんです(笑)
子供の頃から興味があった声優になりたいと思い、とある学校で演技やナレーションについて勉強するようになりました。
その中でも私にとって一番苦手な授業。それが『自己PR』でした。
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『長所』がわからない
バイトや就職するとき、履歴書を書きますよね。声優や俳優、タレントの業界でも『エントリーシート』という履歴書のようなものがあって、オーディションの際に記入しなければいけません。
毎回、『短所』はたくさん出てくるのに、『長所』がなかなか出てこず悩んでいました。
今思えば、同期生の中でも出演経験の回数やオーディションの合格回数もそれなりにあって、講師の方々からも可愛がって頂いてました。ありがたいことに、『演技』や『司会』など、人前で話すことには向いているほうだったのだと思います。
それでも、私は毎回自己PRの時間が苦手で、ひねり出すのに苦労していました。
バカになりたい
『とろこちゃんは真面目だね』
昔からそう言われる事が多かった私。幼い頃は真面目で頑張りやな女の子になりたかったので、そういわれるたびに喜んでいました。
ですが学校で『表現者』として勉強をするうちに焦りを感じるようになりました。
自由な発想力、意外性、個性。そういった意味での面白さが、私にはないという考えが浮かんでしまったのです。
真面目で努力家な女の子になりたかったはずなのに。このままでは個性がなくて面白くない表現者になってしまう。
急に真面目な自分がいやでいやで仕方がなくなってきました。
当時仲が良かった友達二人は男の子だったのですが、二人ともノリが良くてバカ騒ぎが大好き。個性的でキャラが濃くて話も面白い。まさに『愛すべきバカ』。
そんな二人に笑わせてもらいながらも、心の片隅では二人がうらやましくて仕方がありませんでした。
『私も、二人のようにバカになれたらいいのに』
そんな悩みを抱えたわたしに、新しく司会の仕事が入って来ました。
真面目は、長所?
その時頂いた司会のお話。上に書いた友達の一人と一緒にやることになりました。
イベントの内容は、学校内での作品の発表会。身内の行事ではありますが、ホールを借りて行うものです。
選んでいただいた先生から『○○君は盛り上げ担当、とろこさんは真面目担当ね』といわれ、思わず苦笑い。
『真面目な自分、いやだなぁ』
休み時間に思わず友達に愚痴をこぼしてしまいました。期待して指名してもらっているのに何を言ってんだって感じですが、当時の私にとっては深刻な悩み。
すると友達がこういってくれたのです。
『俺は逆に真面目にしっかり司会するんが苦手やし、そういう意味では安心感がないと思う。
とろこがおったら資料も間違えずにきっちり読んでくれるし、依頼したほうも安心する。』
『演技するときも、とろこ相手やと安定感があるし、気持ちが入りやすい』
『お前がおるから、俺も周りのみんなもバカになれるし、みんなそれぞれ自分の強みをしっかり生かせるんやとおもうで』
この言葉に私は大きな衝撃を受けました。
そして、私の胸にずっとあった『真面目な自分がいや』という気持ちは『真面目な自分はみんなの強みを生かす手助けが出来るという長所』なんだという気持ちに変わりました。
今でも、イベントなどで『もっとバカやって盛り上げられたらなぁ』と歯がゆく思う部分はありますが、その分私に出来ることを探すようになりました。
真面目な私だからこそ出来ることを探して、盛り上げたり、苦手なことはその人に任せる。
そんな考え方をするようになって、気持ちが楽になりました。
長所の探し方
『長所がわからない。』
『嫌なところばかりが出てくる。』
自信がなくて、自分の良いところを言うのが申し訳なく感じる人もいると思います。
実際私もそう思っていました。
褒められたとき、純粋に受けとることができなくて、いつも
『いやいや、そんなことないんです』
と、『謙遜』ではなく『否定』してしまっていました。
自己肯定感が低い為、周りの誉め言葉を受け止められなかったんです。
でも、それってスッゴク損なことなんです。
以前、『褒めれば褒めるほど自分に返ってくる』という話をしました。
褒め言葉を受け取りつつ、相手の素敵なところを見つけて、積極的に褒め合いましょう♪
周りの人に聞く
私は自信が無くなったり、悩んだりすると1つ年下の妹と話をすることが多いです。
彼女は、私と全く正反対の性格で、顔も似てないし、服の趣味も全く合いません。
『姉妹じゃなかったら、絶対友達になりたくないタイプだよね』というほど(笑)
私は真面目で、思ったことがあっても、人の顔色を伺って何も言えないタイプ。
一方妹は、いつも強気で思ったことはポンポン言えるタイプ。甘え上手で、周りの人からも可愛がられています。
そんな妹が羨ましく、引けめを感じてしまうこともこれまで多かったです。
でも、年子ということもあり、ケンカは多いけど良い相談相手として頼りにしています。
最近のことですが、
『私の長所や強みってなんなのかな?』
と考えることが多くなり、妹になんとなく聞いてみました。
軽い気持ちで聞いたのですが、案外真剣に考えて答えてくれました。
- 何かに没頭してるときの集中力がすごい
- 絵がうまい
- 最近痩せておしゃれが楽しそう
- 周りをしっかり見ることができる
最後のことに関して、私は妹のはっきりものを言える性格が羨ましくてしょうがなかったのですが、妹からはこう言われました。
『私は周りを見て口に出さへんってことができへんからすごいなって思ってた。
口に出して言うのは苦手かもしれへんけど、その分周りが見れるのがお姉ちゃんのええとこやと思うで』
…良くできた子でしょ~~!!うちの妹なんです!笑
自分が思っていた短所は、人から見たら実は長所なのかもしれません。
でも、それって自分1人ではなかなか気付き難いことだと思うんです。
だから、まずは家族や友達、自分のことをよく知る人に聞いてみてください!
『私ってどんな性格?』
『何やってるときが楽しそう?キラキラしてる?』
改めて聞くのは、なんだか恥ずかしいかもしれませんが、
自分は当たり前にできることが、他人からしたらすごいことってたくさんあるんです。
例えば、
『字がきれいで読みやすい』
『食事の仕方が美しい』
『足が速い』
とかね。
自分では当たり前、すごくもなんともないって思ってたことでも、実は長所や特技だったりします。
お友達と互いの長所を言い合うのも素敵ですよね♪
短所を長所に変えてみる
『逆に短所ならスラスラでてくるんだけどなあ』
そんな方は長所をたくさん発見するチャンスです!
短所を長所として捉えてしまいましょう!たとえばこんな感じです!
- 言い方がきつい⇒意見をはっきりといえる
- 優柔不断⇒慎重で丁寧
- 時間にルーズ⇒おおらかな性格
- 子供っぽい⇒親しみやすい
などなどです。
短所が多い=長所も多い
と考えてください!
どうですか?なんだかわくわくしてきませんか?
これは私がオーデションで悩んだときによく使っていた手です笑
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まとめ
普段日常生活をすごす中で、自分の長所を伝える、という場面はそうそうないかと思います。
でも、自分で自分自身の長所や特技などを理解している、ということはとても大切なことだと思います。
『自信』は1日2日で持てるものではありません。ですが、自分の素敵なところや強みを少しずつ認識していけば、だんだんと自分のことが好きになるはずです。
『あんな性格になりたい』
『あんな女の子になりたい』
と、自分にないものを求めて変わろうと努力することはとても素敵なことです。
ですが、今自分がもっているものにも目を向けて、あなたにしかない長所を育てることも忘れないようにしましょうね!