授業の中で、「お互いを褒めましょう」って話をしたんですよ。
相手は19.20歳の専門学校2年生。
最初は、自己肯定感が低い子が多い印象で、褒められ慣れてない人が多かった。
この1年間、定期的に話をして、1人1人にいい所を積極的に伝えて来たつもりです。
そして2年目が始まった今。お互いのいい所を褒めあってもらいました。
すると、出てくる出てくる、互いへの感謝と褒め言葉。
人はこんなにもスラスラと褒められるのかとびっくりするくらいの褒める量。
22人で5時間ずっと褒めっぱなし笑
嬉しくて笑ったり、泣いたりする学生が多発しました。
かく言うわたしも、学生同士の会話を聞いて、ボロボロ泣いてたりして笑
「こんなに人のことが見れて、言葉にできるのか」って
すごく心が満たされていくのを感じました。
褒めて認めてもらうことの、安心感
学生時代は、「テスト」や「成績」等で目に見えて頑張った結果が現れます。
親に見せたら褒めてもらえるし、見せなくても、そこに点数として現れていたら、ある程度は満たされる。
でも、大人になると「褒めて貰える」機会ってすごく減るんですよね。
頑張りは、あまり言葉にはされなくなって、頑張った成果はお金になって現れる。
もちろんお金は嬉しいけれど、やっぱり気持ちも満たされたい、なんて思ったりして。
社会人になってもう数年、先生としては2年目。
彼らの目に私はどのように映っているのか。
私の理想とする先生に近づけているのか。
リモート授業で若干自信を無くしていたわたしは、思い切って「先生のこと褒めて」って言ってみました。
今後私が自信を失ったとき、読み返すことができるように、今までに言われた褒め言葉をここに書き記します。
「先生のいいところは、」
- 精神的な支えになっていて、救われた
- ひとりひとりに親身になってくれる
- 懐が深い
- 腹を割って話が出来た初めての先生
- 優しい
- 心の底から信頼出来る
- 笑顔が素敵で明るい
- 親しみやすい
- 一生懸命
- いつも相談に乗ってくれる
- 話していて楽しい
- 先生のおかげでやりたいことができた
- 将来先生みたいな大人になりたい
これが、私のいいところ。
・・・自信を無くしてこの記事にたどり着いた私よ、自信を持て。
褒めるって、いいことしかない。
私は、人を褒めるのが好きです。
それは、人に言った言葉は自分に帰ってくるから。
脳は、人に言った言葉も自分の事だって勘違いして、喜んじゃうんです。
褒めるだけで、私は幸せになっていく
これは悪口も一緒。
私は、普段から汚い言葉を使わないようにしています。
脳が自分のことだって勘違いするから。
人を褒めれば褒めるほど、脳は「私が褒められた!」っておもって元気になるし、言葉に出した通りになっていきます。
だから女子があれこれ「可愛い〜💕」って言うのは、脳には有効だったりします笑
脳が「私が褒められた!」って勘違いして、本当に可愛くなれるんだそうです。
あらたまって「褒める」って、なんだか恥ずかしいけど、言った方も言われた方もプラスでしかないので、絶対口に出した方がお得なんですよ!
大人になると減っちゃう、「褒める時間」。
家族で作ってみると、幸せ度が上がりますよ〜!
「褒め上手」だけじゃなくて「褒められ上手になる」
1年を通して、相手のいいところ、悪いところを見つけて褒め上手になった彼らに対して、私はこんな言葉で授業を閉めました。
「みんなはこの1年で、褒め上手になりました。
人の良いところをたくさん見つけることができるようになった。
それだけ人のことがよく見れているのだから、自分のことだって、たくさん見られるはず。
もっと自分に目を向けてください。
そして、褒められたことを返すのではなく上手に受け取れる、“褒められ上手”になってください。
皆さんのこれからの人生を豊かにするのは、短所ではなく長所なのです」と。
気分は金八先生で笑
褒められることが当たり前ではなくなる日常に踏み出そうとしている学生たち。
落ち込んだとき、立ち止まったとき、今日のことを思い出してくれる日がくると良いなと思いました。